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つなぐ想い

𠮷川運輸 常務取締役 | KYGグループ 紀洋 代表取締役社長 𠮷建 代表取締役社長 | 須磨 德裕

■はじめに

新入社員の皆さん、𠮷川ロジスティクスグループへのご入社、誠におめでとうございます。

全従業員をはじめ、役員を代表してお祝い申し上げます。

コロナ禍においてこの3年間、経済や社会を取り巻く環境は大きな変動となりました。

世間では、新型コロナウイルスの影響により廃業を余儀なくされた企業も多く発生しましたが、物流業界においては時短営業や経済活動の制限などにより巣ごもり需要が増加するなど、暮らしを支える上でなくてはならない業界であることが再認識されました。

我々𠮷川ロジスティクスグループは、物流事業を初め、鉄鋼事業や環境事業、または建設事業ほか、食品関連事業など、多岐にわたる事業を担っている企業であります。このような様々な業界で事業を行うグループのシナジーを活かしていくことがこれらの大事な成長戦略であると考えます。

■新しいことへのチャレンジ

私は、1983年に𠮷川運輸に入社、業務部として勤務し、1989年から𠮷川ロジスティクスグループ17社ある中の和歌山エリア3社を担当しています。紀洋・𠮷建・グリーンフードサービスの業務内容は、新入社員研修などでご存知でしょうから割愛させていただきますが、得意先である「製鉄所関連事業」においては、かつては「鉄は固い(硬い)事業」と言われたものですが、2005年から異業種である「食品スーパー関連事業」に参入しました。日々奮闘した当時の記憶が昨日のことのように思い起こされます。港湾事業で育った私でありますが、企業の既存事業は永遠には成長できません。現状維持は衰退であり、企業が継続的に利益を上げ存在し続けるためには、常に新しいことにチャレンジし、イノベーションを起こしながら成長していくことが肝要であると私は信じています。

𠮷川運輸 常務取締役 | KYGグループ 紀洋 代表取締役社長 𠮷建 代表取締役社長 | 須磨 德裕

■想像し、視点を変える

新入社員の皆さんに、学生から社会人へのマインド変換を既に完了しているという前提で、お話しをさせていただきますが、「想像する」ことができる人になってください。相手がいま何を考え何を欲しているのか。その「理由」は何なのか。そしてその「理由」を知ること。日々の仕事の中で、上司からの指示命令に従うだけではなく、なぜこれをやるのか、なぜこのような手順でやるのか、などに意識を向けながら取り組むことで「理由」が見えてきます。その「理由」を知ることにより、早い段階で次の一手を打つ対策に繋げることができます。

もう一つは「視点」を変えることです。高い視座、広い視野、異なる角度からものごとを見ることで違った発見が得られ、思考の幅が広がり、多面的にものごとを見ることができます。

フットワーク軽く考え、自発的に行動し、ものごとを創造したり、イノベーションの起こせる人を目指してください。

最後に、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」と位置付けられた現在ではありますが、従業員の皆さまのご健康とご多幸をお祈りしております。

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