OLCでは、本年4月1日にISO9001:2008年度版(最新版)の認証取得を受けました。
2012年5月に事務局を立ち上げて以来、苦節2年の末、ようやく外部の認定機関から承認を得るに至りました。
ISO9001は、お客様の満足度向上を目指す手法として広く公知されていますが、取得に至る道程は長く、全員参画、内容の周知と個々の向くべきベクトルのコンセンサスなどなど課題は未だ山積しています。
今後も当該活動の基軸となるPDCAサイクルを展開しながらISOの基本概念である「標準化」に努め、顧客満足度を高めていきたいと考えています。
大阪運輸(株)が北海道へ進出し、現地の北日本物流(株)の業務サポートをスタートさせました。
北日本物流は道内で生産された乳製品・農作物と冷凍食品のトラック集荷業務、道内・道外の配送業務を主に行っており、苫小牧の営業所を拠点に活動しています。
8月には大阪運輸の2名が苫小牧営業所へ出向し、安定した売上の確保及び安全水準の向上と維持など、管理部門のマネージメントを行っております。
今後は北日本物流と共に北海道でも業務拡大を目指します。
吉川グループでは10月4日に「第9回技能競技大会」をポリテクセンター大阪港にて開催しました。
関東から九州まで各営業所より選抜された20名の選手が、フォークリフト(リーチ・カウンター)を用いて実技試験・学科試験・点検試験の3競技を競い合いました。今年で9回目となる競技大会ですが、日々の作業を行う中で初心に戻り、基本動作に添った操作・走行を行い安全第一を再認識すると共に安全意識の向上に繋げ職場に持ち帰り、浸透させる事に努めていただくために開催されています。当日は来賓・応援者にもお越し頂き、緊張感のある中での競技となりましたが、その中で見事優勝をされた北摂・京都ブロックの梅田隆生さんからは「普段乗り慣れたリーチではなくカウンターの出場という事で、不安を感じておりました。しかし、やるからには優勝を目指そうと、歴代の入賞者にレクチャーを受け、安全確認のポイントや指差呼称のメリハリなどを特訓した結果、優勝に結びつき、大変嬉しいです。今後も第9回優勝者の名に恥じないよう、安全な職場作りに全力で取り組んで参ります。」と力強いコメントを頂きました。
今回の技能競技は、リーチ・カウンター2種類のフォークリフトを使用しての大会でした。普段の作業では使用しない機種のリフトでの出場者や、大観衆の中で緊張している選手の様子もあり、正直可哀想な一面も見て取れました。個人・団体戦ともに優勝された京都・北摂ブロックの梅田さんは、普段はリーチを使っての仕事ですが、以前の職場でカウンターを使っていたという過去の経験が実を結んだ形となったのだと思います。
しかし当日の点検作業を見ていると、選手の知識不足が顕著に表れていたように思います。今まで私が職場にいた時には当たり前の知識であったことも、今では当たり前でなくなっています。実際、リフト操作の技術が落ちていると感じました。しかし知識不足をフォローするのは、管理者の方の務めであるという意識をもっと強めて頂きたい。
今回の大会では管理者の方が各ブロックより出場選手を選出しているが、日々行われている社員一人一人への指導・教育がしっかり出来ているかを見る機会でもあるのです。知識不足は不安全行為にも繋がり、それが事故へと繋がるという認識を持ち、日々の作業に追われがちな職場に目を光らせ、社員に対し安全意識・安全作業の定着を図るとともに、管理者の方には自分の職場から絶対に事故を起こさないという強い気持ちと責任感をもって職務にあたってほしい。