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つなぐ想い

𠮷川運輸取締役 中山健三

𠮷川運輸取締役 中山健三

はじめに

新入社員の皆さん、このたびは𠮷川ロジスティクスグループへのご入社、誠におめでとうございます。また、日頃より各事業所・現場において、物流を支えていただいている従業員の皆さまに、心より感謝申し上げます。

皆さんが入社された今、物流業界を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI技術の活用、省人化設備の導入など、物流現場はこれまで以上に大きく変化しています。

一方で、どれほど技術が進歩しても、物流の根幹を支えるのは「人」であるという本質は変わらないと私は考えています。

本日は、私自身の歩みも交えながら、皆さんへ“つなぐ想い”をお伝えしたいと思います。

会社の成長とともに歩んだ30年

私が𠮷川ロジスティクスグループへ入社したのは1996年です。当時は、携帯電話の普及率もまだ1割に満たず、現在のようにスマートフォンで瞬時に情報共有できる時代ではありませんでした。事務所ではパソコンよりワープロが中心であり、物流現場においても今とは大きく異なる環境でした。

また、当時の𠮷川ロジスティクスグループの事業エリアは関西圏が中心であり、現在のような全国規模の事業 展開はまだ始まったばかりの時代でした。

私は入社後5年間、𠮷川フローズンサプライに在籍し、大阪・寝屋川で勤務しました。その後、九州、姫路、名 古屋、静岡、関東、東北へと異動し、事業エリアの拡大 とともに様々な経験を積ませていただきました。

また、現在の東京支社についても、開設時より立ち上げに携わる機会をいただきました。

こうして振り返ると、私自身の歩みは、会社の成長とともにあったように感じています。

しかし、それは決して一人で成し遂げたものではありません。上司や先輩方からの指導、同僚との支え合い、そして現場で日々汗を流していただいている従業員の皆さまの力があったからこそ、気が付けば30年という年月 を迎えることができました。

変わる物流、変わらない本質

物流現場も大きく変化しました。かつては、人が中心となり、重貨物のリフト運搬やハンディを用いた検品作業など、「人でなければできない仕事」が物流現場の中心でした。

しかし現在では、省人化設備や自動化技術の進展により、機械化やAIの導入が進んでいます。

これからの時代は、機械化や少子化が進む中においても、AIや技術を活用しながら、人にしか生み出せない判断力や現場力を大切にし、「人と機械が共存し、互いの強みを活かす物流」の姿を具体化していく時代へと移り変わっていくでしょう。

また、日本の少子化が進むなかで、外国人材の力を必要とする時代にもなっています。異なる文化や価値観を持つ仲間と共に働くことは、これからの物流業界において当たり前になっていくはずです。

だからこそ今後は、技術を受け入れる柔軟さに加え、人と人とのつながりを大切にし、多様な仲間と共に価値を創り上げていく姿勢が求められると感じています。

次の時代へつなぐ

新入社員の皆さんには、まず現場を知り、人とのつながりを大切にしてほしいと思います。物流の仕事は決して一人では完結しません。仲間との連携、お客様との信頼、現場の積み重ねによって成り立っています。

分からないことは積極的に聞き、失敗を恐れず挑戦してください。その経験は必ず皆さん自身の力となり、将来の財産になります。

また、既に現場で活躍されている従業員の皆さまには、これまで培ってこられた経験や技術を次の世代へつないでいただきたいと思います。

時代が変わっても、人が育ち、人が支えるという本質は変わりません。

最後に

𠮷川ロジスティクスグループは、関西圏中心の事業から全国へと成長し、今なお進化を続けています。

その歩みの中で変わったものも多くあります。しかし、変わらず大切にしてきたものは、「人とのつながり」であると私は感じています。

上司から部下へ、先輩から後輩へ、そして仲間から仲間へ――。

人から人へ想いをつなぎながら、これからの新しい物流の時代を、皆さまと共に創っていきたいと思います。

皆さまの今後ますますのご活躍とご健康を祈念し、私からのメッセージとさせていただきます。

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