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特集 外国人技能実習制度

外国人技能実習制度について知ろう!!

制度の概要・目的

外国人技能実習制度は、日本が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和を図っていくための制度として、 1993 年に創設されました。具体的には、日本で培われた産業に関わる技能や技術、知識を開発途上の国へ移転することで、その国の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とします。制度上の特に注意すべき点として、「技能実習は労働力の需給の調整の手段として行われてはならない」と定められています。

受入の仕組み

受入の仕組み
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制度の導入と実習生受け入れの流れ

仕組み

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日本と送出国との2国間の取り決めに従って、送出国政府が認めた「送り出し機関」から、法務大臣及び厚生労働大臣より認められた「監理団体」が実習生を日本に迎え入れます。
この「監理団体」を通して、受入企業は、「技能実習計画」を「技能実習機構」に申請し、実習生に「在留資格」が付与され、入国が可能になります。このような「団体監理型」という仕組みで受け入れを行っています。

受け入れ現場

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ギアさん(N咲洲所属、実習生として初めてサブリーダーに昇格)

𠮷川ロジスティクスグループ 技能実習生
在籍人数 (2022年12月現在)

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𠮷川ロジスティクスグループでは、2017 年より𠮷川運輸・大阪運輸・グリーンフードサービスにおいて実習生を受け入れており、116人(2022年12月時点)が在籍しています。

実習期間と試験

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実習期間は最長で5年間あり、最初の3年間で実習を修了することが可能です。それ以降については、監理団体及び受入企業が「優良な要件に適合」していることが条件で、実習生本人・受入企業双方の同意の元、実習生が「実技試験」に合格することで、4・5年目の実習に移行できます。
実習期間中には「試験」があり、1年目終了時には「学科試験」と「実技試験」、3・5年目終了時には、「実技試験」に合格することで実習修了と認められます。
在留資格は、1年目は「技能実習1号ロ」、2・3年目は「技能実習2号ロ」、4・5年目は「技能実習3号ロ」と更新されていきます。 また、4年目の実習に移行した場合、実習生が母国へ一時帰国することが定められています。

実習の流れ

実習の流れ

現場責任者の選任

実習生を受け入れる営業所では「技能実習責任者」と「技能実習指導員」、「技能実習生活指導員」の最低3人を選任します。選任された担当者にはそれぞれ役割があり、「講習」を受講する必要があります。

受け入れ営業所の責任者の選任

受け入れ営業所の責任者の選任

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文化交流と生活面のサポート

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これまで実習生を受け入れるなかで、本社での日本語勉強会の開催や懇親会でベトナム料理や日本の料理を交互に提供するなど、現場管理者と実習生が仕事以外でも、理解を深めることを目的とした取組みを積極的に行っています。また、年末には慰労を込めておせち料理や鍋料理を振るまうなど、少しでも日本の文化を知ってもらうための取組みを進めています。
寮での生活についてはルールとマナーの教育を行い、実習生が安全に暮らせるように、本社と営業所、通訳担当者の間で連携を取りながら日々サポートをしています。

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