𠮷川運輸
執行役員/本社業務部長
『次世代へTSUNAGUべき点』
創立110年の『TSUNAGU』特別号に寄稿するにあたり、私が創刊号にて掲載させていただいた会社紹介文で、「𠮷川運輸は血の通った会社だ」と、書きました。
何事も働く方々とのつながりを大事にする労務管理が最優先であるとの教えを受けた感想です。管理者として最も重要で、今なお、その思いを強く感じており、私が次世代に継承していくべき、大切なコアの部分であると考えています。
『次世代へ向けた取組み』
一方で、会社が拡大するなか、先輩方が残したものを引継ぐだけでなく、新しい仕組み作り、次世代へのバトンタッチをスローガンに進めております。責任、役割、評価を明確化させるため、本年度よりエリア制を本格的に稼働させました。まずは若手の起用を促進させ、エリア毎に管理者を配置し、各営業所の全従業員の方々の意見をもっと聞くことができる、きめ細かな風通しの良い管理と組織の構築を目指し取り組んでおります。
さらに、それを評価基準として取り入れる体制も同時に進めております。
『DNAと新しい𠮷川運輸』
風土も変わってきております。𠮷川運輸の大きな特徴は、縦割りのない強い組織力です。
私自身は縦の強い組織のなかで育ってきましたが、時代が進み、環境も変化するなか、次世代には、そのDNAを継承しつつも独自性、自己突破力、柔軟性を持った個々の能力を活かしたボトムアップも同時に必要な時代です。10年一区切り、10年先をしっかり見据えたなか、この創立110周年という節目の年に新時代の𠮷川運輸へ向け改めて発進し、これまで以上にお客様の信頼を勝ち取るべく、新世代の『人財』とともに挑戦していきます。
𠮷川運輸
業務部 東日本担当部長
『東京進出から25年』
𠮷川ロジスティクスグループが関東エリアに基盤作りを始めた1995年から25年が経ちましたが、私の歩みはそれと同じでありました。入社後しばらくして、大阪から東京勤務となり、慣れない標準語でお得意先様の方々とよく話したことを思い出します。
『𠮷川DNAを全国へ広げる』
2004年に東京支社(当時は東京支店)が設立されたことが事業拡大の転機となり、東北から東海まで新規事業が続々と始まり今では関東エリアで18拠点874名、東北エリアで11拠点737名と1600名以上の従業員の皆さまが活躍される規模となったことを、あらためてこの節目に思い返すと身が引き締まる気持ちです。当時は、新規営業所の開設ごとに関西の𠮷川DNAを備えた仲間たちが集い合い、各地で立ち上げ業務を行いました。今では、そういったノウハウが構築されたことで新規営業所を開始する時も、現地採用の従業員中心での営業所の安定稼働が図れるまでに成長しております。
今後はより沢山の従業員たちの知恵を融合し、新たな𠮷川スタイルを確立していきたいと考えております。
『これからの物流業界』
私どもが携わる物流業界では、AIの発展による配送また倉庫作業での革新はすでに始まっており、間違いなく10年先には物流の形が変わっているでしょう。そのために、いま何ができるのか、何をしていくべきなのか、を考えることのできる仲間を育てるチャンスでもあると考えます。それが先を見据えた仕事をするということだと思います。
最後に、営業所を守る管理者の皆さまにおかれましては、物流のプロとしての自覚とプライドを持っていただき、諸先輩方が築いてこられた今の形を、より一層良くするためにやりがいのある仕事と働きやすい職場作りを共に目指しましょう。
𠮷川運輸
業務部 東海担当部長
『現場第一主義であること』
𠮷川運輸の強みは「現場力」であります。「現場は生き物」と呼ばれるなか、日々変化する物量・状況のなかで一緒に働く仲間とのチーム力で対応しています。私が2006年に入社した当初に配属になった横浜の営業所では多忙な日々を過ごしましたが、先輩・同僚・パートさんたちと協力し合いながら苦楽を共にしたことで、その後にも活きる、人とのつながりの礎を築くことができました
『挑戦できる会社』
当社は年齢や社歴に関係なく前向きな考えは尊重され、新たな事柄へも挑戦できる社風です。中途入社した私も挑戦できた一人であり、このような環境のなか、若い世代の皆さんには、更なる事業発展につながる挑戦をし続けて欲しいと思います。
『プライドを持って』
現在未曾有のコロナ渦で社会不安が広がるなか、人々の暮らしを支える商品を消費者の皆様の手元にお届けできるのは我々物流業しかありません。裏方といわれてきた業界ですが、社会基盤を直に支えているという自信とプライドを持ってこれからも共に頑張ってまいりましょう。